年末、いかがお過ごしでしょうか。
4ヶ月まったく書かない時もあれば、
中1日で書く時もあるグレート・ザ・真駒内です。
今日は、
私が一番好きなカレー屋さんの話をします。
なぜ急にそんな話かというと──
実は一昨日、朝イチで予約していた散髪を済ませ、
そのまま大通へ移動。
お目当てのカレー屋が開店する11:30まで、
近くのカフェで待機していました。
数日前から「この日にカレー納めをしよう」と決めていて、
前日は楽しみすぎて、夜もあまり眠れなかったほどです。
それが、なんということでしょう。
開店直後の11:35にお店に着くと、
信じられないことに満席。
入れないじゃありませんか。
おかみさんから
「30分は待つから、後で来て!」
と言われたものの、
それでは次の予定(METAL MASTERの収録)に間に合わない。
泣く泣く、退散。
しかし──
このモヤモヤを抱えたまま、
今年を終えるわけにはいかない。
昨日は、業務委託を受けている企業のオフィスで
1日中作業する日だったのですが、
どうしても我慢できず、昼休みにタクシーを飛ばしました。
カレー代よりも高い運賃を払い、
ついに、念願の一皿へ。
うまい!
やっぱコレだ!
最後の晩餐にしたいし、
無人島にも持っていきたい。
実はこのお店、
私にとって唯一「いつもの」で注文が通る店です。
というか、
「いつもの」すら言わずとも、
自動的にお気に入りのカレーが出てきます。

会社が近かった頃は、
年間100回以上通っていました。
ご夫婦で営む、小さなお店。
知る人ぞ知る名店です。
大将は東京の某有名店で修行後、
地元・札幌で暖簾分けの形で独立したそうです。
そのルーツを辿って、
御徒町の本店まで食べに行ったこともあります。
その結果、はっきりしたこと。
札幌店のほうが、断然うまい。
(個人の感想です)
札幌にはスープカレーもあり、カレー激戦区。
その中で独自の工夫やトッピングを重ね、
完全にオリジナルの一皿へと進化しています。
もはや芸術と呼んでいい。
(これも個人の感想です)
思い出しただけで、
もう食べたくなっています。
……ただ、このお店のことは、
あまり人に教えないようにしてきました。
理由としては
ご夫婦ともにお歳を召されていて、
「新しいお客さんを増やしたい」というより、
常連のために店を開けている、
そんな空気があるからです。
実際、
飛び込みのインバウンドや
ちょっと面倒くさそうなお客さんは、
席が空いていても断っているシーンを何度も目撃しました。
それに、味の好みもかなり分かれます。
塩っぱい。
辛い。
濃い。
三拍子そろっています。
「札幌の美味しいカレー屋教えて」と言われて
うっかり紹介すると、
「思ってたのと違った」と言われかねない。
……実際、言われたことがあります。
ちなみに、
大通方面での打ち合わせのアポは
この店の定休日である木曜日を
できるだけ避けるようにしています。
というわけで、
店名は伏せますが、
私が一番好きなカレー屋さんの話でした。
どうか、
決して探さないでください。
